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基礎(インフルエンザ)

バロキサビル マルボキシル感受性低下A型インフルエンザウイルスの病原性と感染伝播力

今井正樹

インフルエンザ Vol.21 No.2, 21-25, 2020

2018年3月に,既存の季節性インフルエンザ治療薬とは作用機序の異なる薬剤,バロキサビル マルボキシル(以下バロキサビル)が日本で販売された.販売承認後初めて本格的に使用された2018/2019インフルエンザ流行シーズンでは,単回経口投与で治療が完結するバロキサビルの利便性が支持され,その市場シェアは4割を占めた.その一方で,2018/2019シーズンに国立感染症研究所が実施した薬剤耐性株サーベイランスでは,バロキサビルに対する感受性が低下したA型インフルエンザウイルスが高い割合で検出された.本稿では,これまでに明らかにされたバロキサビル感受性低下A型インフルエンザウイルスの病原性と感染伝播力について概説する.
「KEY WORDS」バロキサビル マルボキシル,バロキサビル感受性低下A型インフルエンザウイルス,病原性,感染伝播力

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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