迅速診断キットを用いてtest-negative case-control design(迅速診断陽性を症例,陰性を対照とした症例対照研究)にてインフルエンザワクチンの有効率を2シーズンにわたって調査したので報告する.1回接種群と2回接種群に分け,1回接種群はさらに前季接種群と未接種群に分けてそれぞれの有効率も検討した.今後は,この方法でワクチンの効果を判定することになると思われるので,調査対象や規定項目などを全国で統一することが急務である.
「KEY WORDS」インフルエンザワクチン,有効率,test-negative case-control design,迅速診断