地域でのインフルエンザ対策の実例の最後として,保育園・幼稚園で活躍する先生方にお願いして,日ごろ取り組まれている内容をレポートしていただきます.保育園・幼稚園は,インフルエンザ感染経験の少ない乳幼児が,ひとつの限られた空間の中で長時間いっしょに生活する場です.そこに感染が入れば大きく広がる恐れがありますので,地域での対策では小学校と並ぶ重要拠点です.

「インフルエンザ対策について」
名古屋市守山保育園
園長
浮葉敦子

保育園は児童福祉法第24条に規定される児童福祉施設である.保護者の就労,疾病,介護等により保育を必要とする乳幼児を保育することが求められる.乳幼児が安全に心身ともに健康で過ごせるために,いろいろな配慮がされている.