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Influenza座談会

最近のインフルエンザの話題─ワクチンと抗ウイルス薬─

(2015年6月20日(土) 於・東京)

佐藤晶論羽田敦子菅谷憲夫

インフルエンザ Vol.16 No.3, 9-15, 2015

「インフルエンザワクチンの現状と課題」
菅谷(司会):本日は羽田先生,佐藤先生とともに,インフルエンザワクチンと抗ウイルス薬の現状と展望について,海外の事情も含めて幅広く話し合ってみたいと思います.ワクチンはインフルエンザ予防の基本ですが,高齢者施設などでは全職員,全入所者に接種しても,多くの死亡者が出ることがあります.特にA香港型に対する効果が低く,あまり効果がない年が続くと,誰もワクチン接種を受けなくなってしまうのではないかと危惧しています.佐藤先生は,ワクチンの効果についてどうお考えでしょうか.
佐藤:2000年以降,ワクチンの効果が低くなっている印象があります.小児の場合,ワクチン株と鶏卵からの抗原がマッチすれば50~60%くらいの免疫効果が期待できますが,マッチしなければやはり効果が出ません.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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