2014年7月27日~8月1日にカナダ・モントリオールで開催された第16回国際微生物会議(IUMS)に参加させていただいた.IUMSはウイルス・細菌・真菌/酵母分野と合同で,国際微生物会議として3年に1度開催される大規模な学会である.この度,私達に貴重な発表の機会と経験を与えてくださった学会関係者の方々,サポートしてくださった研究室の先生方に深く感謝を申し上げます.モントリオールはカナダ東部に位置するフランス語圏の綺麗な街である.学会中は気候も良く,旧市街の街並みを散策したり,モントリオールの伝統料理を食べながらほかの研究者との交流を楽しんだり,学会以外でも充実した時間を過ごすことができた.それでは,私達3人の学会報告をさせていただく.
「1.中津寿実保」私はインフルエンザウイルスのゲノムパッケージング機構についての発表を行った.本研究では電子顕微鏡を用いた解析により,一部のウイルス粒子が,ウイルス増殖に必要な8種類8本のRNPを欠いた7本以下のRNPしか取り込んでいないという結果を報告させていただいた.電子顕微鏡を用いたほかの研究では,特に,試料を化学固定・染色せず,氷に包埋して観察するクライオ電子顕微鏡を用いた研究が多く感じた.
「1.中津寿実保」私はインフルエンザウイルスのゲノムパッケージング機構についての発表を行った.本研究では電子顕微鏡を用いた解析により,一部のウイルス粒子が,ウイルス増殖に必要な8種類8本のRNPを欠いた7本以下のRNPしか取り込んでいないという結果を報告させていただいた.電子顕微鏡を用いたほかの研究では,特に,試料を化学固定・染色せず,氷に包埋して観察するクライオ電子顕微鏡を用いた研究が多く感じた.