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地域のパンデミックプランニング

第39回 医療現場の感染管理を担う看護師の思いを共有しよう

清水宣明

インフルエンザ Vol.16 No.2, 59-63, 2015

今年度のインフルエンザの流行がどのようなものであるかは,終息してからの全体の様子をみてみなければ何とも言えませんが,連日のように大きな院内感染の発生や,そこでの不幸な結果が伝えられています.今回は,まさにその医療現場の最前線で奮闘している感染管理認定看護師の方々に,現場での取り組みや思いを自由に書いていただきました.

「小児領域におけるインフルエンザウイルス院内感染対策について」
地方独立行政法人福岡市立病院機構福岡市立こども病院感染対策室副室長/感染管理認定看護師
永田由美

1.当院の概要 福岡市立こども病院は,小児総合医療施設として,とくに新生児医療,先天性心臓病を主体とする小児高度専門医療や,小児地域医療,周産期医療の拠点として,一人でも多くのこどもが健康を取り戻せるよう力を注いでいる.2014年11月に病院が移転し,病室のほとんどが個室対応となり,感染設備においても充実させることができた.
2.小児患者の特徴 小児は,くしゃみや咳をする際に手で口を覆うなど,衛生行動習慣獲得途中の患者も多く,医療従事者が不用意に呼吸器分泌物に曝露することもある.また,日常生活行動のほとんどにおいて援助を必要とし,抱っこ・おむつ交換など,身体的な接触が濃厚である.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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