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QUESTION & ANSWER(インフルエンザ)
新しい作用機序の抗インフルエンザ薬の開発は進んでいますか.

掲載誌
インフルエンザ Vol.16 No.2 24, 2015
著者名
山下 誠
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器 / 感染症
診療科目
一般内科 / 呼吸器内科 / 耳鼻咽喉科 / 老年科 / 小児科
媒体
インフルエンザ

インフルエンザ治療薬として国内では3種の作用機序の薬剤が承認されていますが,実質的にNA阻害薬のみが臨床使用されています.M2阻害薬は耐性ウイルスの蔓延化のため使用されておりません.最近国内で承認されたポリメラーゼ阻害薬は,臨床有効性がオセルタミビル(タミフル®)に対し有意に劣性であったこと,催奇形性などの安全性上の懸念などから,ほかの薬剤の効果が不十分で本剤の有効性が期待できる場合にという制限付き承認のため1),現在は使用されておりません.このようにNA阻害薬に一辺倒の状況ですが,いくつかの新しい作用機序を有する薬剤が臨床試験に入っています.NAに上皮細胞結合領域を融合させた蛋白質DAS181が吸入粉剤としてphase2にあります.これは上皮細胞への親和性をもたらしたNAで,インフルエンザウイルスの受容体を破壊することによって抗ウイルス作用を示します2).PB2のキャップ構造認識を阻害する新規化合物VX-787は実験的ヒト感染系での有効性検証を目的にphase2試験が進行中です3)4).寄生虫下痢薬として認可されているニタゾキサニド(Alinia®)が多種のウイルスの増殖抑制作用をもち,単剤群とオセルタミビル併用群のプラセボ対照phase3試験が進行中です.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
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