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Column(インフルエンザ)
エボラ出血熱について

掲載誌
インフルエンザ Vol.16 No.1 31-33, 2015
著者名
田村 大輔 / 難波江功二
記事体裁
その他 / 全文記事
疾患領域
血液 / 感染症
診療科目
呼吸器内科 / 産婦人科 / 消化器内科 / 血液内科 / 耳鼻咽喉科 / 手術・救急 / 小児科
媒体
インフルエンザ

 エボラウイルス感染により引き起こされるエボラ出血熱がヒトで初めて報告されたのは,今から38年前の1976年,スーダン共和国(以下スーダン)1)とコンゴ民主共和国(以下コンゴ)2)のアウトブレイクに遡る.1976年6月,スーダン南部で原因不明の出血熱が流行し284人の感染者と,151人(致命率53%)の死亡者が確認された.その2カ月後,コンゴ北部のエボラ川流域で同様の流行が起こり,318人の感染者と,280人(致命率88%)の死亡が確認された.後に,この原因不明の出血熱の原因がウイルス感染によるものと判明した時に,エボラ川流域での流行と関連付けられエボラウイルスと名付けられた.以後,2014年までに,コンゴ,ガボン共和国,スーダン,ウガンダ共和国,そしてコンゴ共和国などの中央アフリカを中心に,27のアウトブレイクが発生し,感染者数の累計は2,500人程度と推計された3).そして,2014年に過去に例をみないほど大きな流行が西アフリカ地域で起きている.世界保健機関(WHO)によると,2014年11月21日現在,感染者は15,319人(疑い例を含む)で,死亡者は5,444人(致命率35%)となっている.ギニアでは,感染者は2,047人(死亡者は1,214人,致命率は59%),リベリアでは,感染者は7,082人(死亡者は2,963人,致命率41%),シエラレオネでは,感染者は6,190人(死亡者は1,267人,致命率20%)である.近隣国であるマリでは,感染者は6人(死亡者は6人)と少ないが,最近流行が発生したことから,今後の流行状況を注視しなければならない4).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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