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特集 肺高血圧症の最新知見と新展開

病理学的に診る肺高血圧症

─肺動脈・肺静脈と全身臓器を視野に

千葉知宏

血管医学 Vol.17 No.3, 45-53, 2016

「Summary」肺動脈性肺高血圧症(PAH)の病理学的解析は,20世紀後半に確立されたHeath-Edwards分類を中心に展開されてきた.基礎研究・臨床医学の発展,有効な治療薬の登場により,PAH の血管病理学も変化しつつある.特に,動脈病変に加えて,治療抵抗性の基盤と考えられる静脈病変の評価は重要であり,現在のPAH血管病理分類では,①肺動脈症,②肺閉塞性静脈症,③肺微小血管症,④分類不能という4つに分類し,併存病変を付記することが重視される.PAHにおける血管リモデリングのメカニズム,肺静脈閉塞症(PVOD)や全身疾患に伴う肺高血圧症なども併せて解説する.
「KEY WORDS」血管病理,肺動脈性肺高血圧症(PAH),肺静脈閉塞症(PVOD),叢状病変

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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