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血管病の性差要因

アンドロゲンと血管病

秋下雅弘

血管医学 Vol.9 No.2, 59-64, 2008

「Summary」 エストロゲンの血管保護作用に対して, テストステロンは動脈硬化促進的に作用すると考えられてきた. しかし最近では, 高齢男性におけるアンドロゲン濃度の低下が血管病の危険因子であることを支持する報告が多くみられるようになり, アンドロゲン補充療法の効果を検討する試みも行われている. 今後は, 理論的裏づけとなる基礎研究の成果と大規模臨床試験のような臨床研究のエビデンスを積み上げることが必要である. 本稿では, 高齢男性におけるアンドロゲン低下と, それに対するアンドロゲン補充療法が血管病に対してどのように影響するかについて, 最近の研究報告をまとめて解説する. 「はじめに」 内因性エストロゲンが女性の血管病を抑制することは間違いないと思われる. それに対して, アンドロゲンはどうであろうか? 筋肉増強目的で投与されるアンドロゲンや多嚢胞性卵巣症候群患者におけるアンドロゲン過剰状態は, 心血管病の危険を増すかもしれない.

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