<< 一覧に戻る

循環器系のサーカディアン調節

血圧・脈拍の日内変動における体内時計の役割

江本憲昭

血管医学 Vol.8 No.4, 27-32, 2007

「Summary」 血圧・脈拍の日内変動の制御機構における体内時計の役割については多くの研究がなされてきたが, その大部分は生理学的手法によるものであった. 近年, 時計遺伝子の発見に伴い分子遺伝学的なアプローチが可能となり, 遺伝子改変マウスを用いた興味深い研究が相次いで報告されている. 体内時計によるサーカディアンリズム(概日リズム)の形成に重要なBmal1, Clock, Cry1/2の遺伝子欠損・変異マウスは概日リズムの消失とともに血圧日内変動も消失するが, その表現型はお互い微妙に異なっている. これらマウスの表現型を詳細に解析し, 分子機構を明らかにすることによって, 血圧日内変動の異常における病態の解明や新規治療法の開発が可能になることが期待される. 「はじめに」 血圧の日内変動の異常が高血圧による臓器障害のリスクとなることが, 最近の臨床研究で明らかになり注目されている1).

記事本文はM-Review会員のみお読みいただけます。

メールアドレス

パスワード

M-Review会員にご登録いただくと、会員限定コンテンツの閲覧やメールマガジンなど様々な情報サービスをご利用いただけます。

新規会員登録

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る