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血管病モデルシリーズ

血管の生理と病態モデル 3.酸化ストレスと血管障害

金子知代下澤達雄

血管医学 Vol.8 No.2, 87-94, 2007

酸化ストレスは, 動脈硬化をはじめとする血管障害の発症と進展に深く関与していると考えられている. 酸化ストレスは細胞内の各種情報伝達にかかわる重要な因子であり, 通常は生体内で酸化ストレスの産生系と消去系が均衡しているが, いったんそのバランスが崩れると, 過剰となった酸化ストレスが種々の病態の発症, 進展の原因となる. 心血管系においても酸化ストレスの亢進が細胞機能の異常を引き起こし, 血管障害を惹起する. 病態解決に抗酸化薬の有用性が期待されているが, 従来の抗酸化ビタミンなどによる大規模臨床試験は無効とするものが多い. 降圧ペプチドとして発見されたアドレノメデュリンは, 抗酸化作用を介して臓器保護的に働くことが知られており, 酸化ストレスの関与する病態の解明にも寄与している.

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