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日本緑内障学会

第25回日本緑内障学会 シンポジウム4 構造変化を捉えて守る

山本哲也

Frontiers in Glaucoma No.49, 49, 2015

1 前眼部の構造変化を捉える
神戸市立中央市民病院眼科 医長 広瀬 文隆
2 ブレブ構造変化を捉える
熊本大学大学院生命科学研究部眼科学分野 講師 井上 俊洋
3 高解像度OCTによる篩状板構造
埼玉医科大学病院眼科 講師 庄司 拓平
4 強度近視眼緑内障における黄斑部構造変化
京都大学大学院医学研究科眼科学 中野 紀子
5 OCTによる緑内障の発症予測
大阪大学大学院医学系研究科脳神経感覚器外科学(眼科学) 学部内講師 三木 篤也
6 緑内障眼における眼循環と構造変化の関連
東北大学大学院医学系研究科眼科学分野 志賀 由己浩

形態変化を捉える能力に優れたOCT他の機器が最近緑内障に頻用されている.本シンポジウムにおいては,前眼部の演題2題,後眼部のOCT関連の演題3題,視神経と近傍網膜の循環関連の1題の計6題を取り上げ,研究者自身に語っていただいた.すべての演題が一流誌に掲載可能と思われる優れた研究内容であったが,特に前眼部の2題について述べる.広瀬文隆先生(神戸市立中央病院)の前眼部OCTを用いた原発閉塞隅角症眼の観察に関する発表では,OCTにより隅角の微細な構造変化を捉えられるようになったことで,原発閉塞隅角症の病態理解が進み,また症例に応じた治療法の選択が可能となったことがきれいな画像とともに明確に示されていた.井上俊洋先生(熊本大学)は3次元OCTによる濾過胞の観察について述べ,濾過胞内の微細構造を捉えることにより房水の流出経路が特定できること,いくつかの濾過胞パラメータと予後に関連のあることなどを示した.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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