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日本緑内障学会

第25回日本緑内障学会 シンポジウム1 薬で守る―点眼治療の現状と限界に挑む―

相原一

Frontiers in Glaucoma No.49, 45-46, 2015

1 点眼と眼圧下降
原眼科病院 院長 原 岳
2 正しい点眼方法を守り,緑内障点眼アドヒアランスを高める
東京都健康長寿医療センター眼科 坂田 礼
3 点眼副作用から守る
山口大学大学院医学系研究科眼科学 准教授 鈴木 克佳
4 点眼を忘れないように守る!
御池眼科池田クリニック 院長 池田 陽子
5 眼圧下降以外の神経保護薬で守る
香川大学医学部眼科学教室 准教授 廣岡 一行

演題1では,日内変動を含め患者の眼圧を正確に把握し,点眼薬の特徴を把握して質の高い眼圧下降治療をすることの難しさを再認識させられた.演題2と4では,患者が積極的に参加すべき点眼治療法の現状について,正しく点眼してもらうこと,点眼忘れをしないことにおいて,いかに患者に対して十分な指導を行いアドヒアランスを上げるか,臨床医としてあるべき姿を紹介いただき,極めて臨床に役立つ内容であった.演題3では,主剤に対する副作用のみならず多剤を長期に併用することが多いため,基剤による眼表面への副作用にも留意して患者を管理することの重要性を強調された.演題5では,点眼眼圧下降治療の限界から神経保護薬への期待を込めて,今後基礎研究から適切なターゲットを見い出し,臨床研究へとつなげるための的確な道筋を示していただいた.点眼眼圧下降に頼る緑内障治療も,多面的な治療指針患者教育が重要であるとのメッセージが伝わるセッションであった.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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