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目でみるシリーズ 画像でみる緑内障の病態

第3回 種々の画像解析装置と進行判定

栂野哲哉

Frontiers in Glaucoma No.48, 1-8, 2014

「はじめに」緑内障の診療に画像解析という強力なツールが加わり, これまでの主観的な眼底検査から客観的な定性評価, さらには経時的な定量評価すら可能となる時代となった. しかし, 多くの画像解析装置が光学的な物理現象を元に間接的に形態計測を行っていることは理解しておくべきである. 組織レベルでの微細な測定値を得ることが可能になった一方, 間接的な計測であるため, 測定上のアーチファクトや症例によっては真の値とは異なる結果が出る可能性を常に念頭に置く必要がある. 今回は緑内障眼に利用される画像解析装置の特徴と具体的な使用例について説明する.
「後眼部に対する緑内障画像解析」緑内障眼の後眼部に対して画像評価を行う際には主に3つの部位が対象とされる. 1つ目は視神経乳頭であり, その立体的形状計測を元に乳頭陥凹の容積や, 乳頭辺縁 (リム) の評価が行われる. 2つ目は乳頭周囲網膜神経線維層厚 (cpRNFL) であり, 乳頭を中心に直径3.45mmの円周上での測定値が用いられることが多い.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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