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My Practice―Doctor Interview―

オールジャパン体制で治せない病気を治す治療法を確立し,『失明をなくすこと』が目標

中澤徹

Frontiers in Glaucoma No.46, 30-33, 2013

「手術をやりたい」と眼科学教室に入局した中澤先生は, 手術に明け暮れるなかで, 「手術では治せない患者さんがたくさんいて, 効果的な薬物療法もない」という苦しい現実に直面したという. 治療に対する限界を感じた中澤先生は「治せない病気を治す」ために大学院への進学, さらには他領域との融合の必要性を感じ, 国立長寿医療研究センターへ国内留学する. 以来, そこで得た人脈, 知識を活かすために緑内障を専門とし, 教授になった今は, 眼疾患全体をターゲットに『失明をなくす』ためのオールジャパン体制の構築に力を入れている. 今回は, 中澤先生に, 専門とする緑内障を含め, 東北大学眼科学教室が目指す方向性についてお話を伺った. 「「治せない病気を治す」ことが自分の使命だと気付き, 緑内障を専門に」私は手術に興味があり, 「手術をしたい」と眼科学教室に入局しました. 手術に明け暮れるなかで, やがて, 「手術は治る病気を治しはするが, 実際の外来には手術では治せない, かといって効果的な薬物療法もない患者さんがたくさん通ってこられていて, 患者さんも医師も, ただ辛い時間を過ごす」という現実に直面するようになりました.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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