その他
序文(Frontiers in Glaucoma No.41)
Frontiers in Glaucoma No.41, 11, 2011
『Frontiers in Glaucoma』の創刊から本誌の発展にご尽力されてきました、北澤克明先生と三嶋 弘先生が退任さることになりました。本号の特別対談ではお二人の先生にこれまでの10年の緑内障診療を振り返っていただきました。両先生の先導で実施されたわが国初めての大規模疫学調査である多治見スタディの結果は本当に驚くべきものでした。40歳以上の5%という有病率の高さもさることながら、緑内障眼と正常眼で平均眼圧が1mmHgも変わらなかったことは衝撃でした。世界的にも緑内障の病態を考え直す大きなインパクトを与えました。これを期に管理の上で、21mmHgという数字の呪縛からは解放されましたが、一層厳しい管理目標を目指すことになりました。プロスタグランジン関連薬が第一選択薬として定着したことも大きな進歩でした。話題は濾過胞感染からインプラントに移り、さらに緑内障研究、教育、ロービジョンケアの話に移っています。10年間の緑内障診療の変遷と今後の課題について心すべき内容です。是非、お読みください。お二人の先生のご尽力に衷心より感謝の意を表します。
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※記事の内容は雑誌掲載時のものです。