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ゲノム医療の新展開

第1回 大規模なゲノム解析から未来型医療への新たな試み

勝岡史城山本雅之

Frontiers in Gastroenterology Vol.19 No.2, 36-39, 2014

「東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)の歩み」東日本大震災からすでに3年が経過するが, 読者の皆様には, 東北地方の特に太平洋岸沿岸部を中心に, 地震とそれに引き続く大津波により甚大な被害を受けたことをまだ鮮明にご記憶のことと思う. 医療のインフラは寸断され, 地域医療体制の災害に対する脆弱性が示された. 献身的に医療体制を支えた各医療機関と医療チームの姿は, 被災者にとって救いの1つだったと思う. そして, 人々がもとの生活に戻るべく一歩を踏み出し始めたとき, 東北メディカル・メガバンク機構(Tohoku Medical Megabank Organization:ToMMo)も誕生した. 単なる復旧にとどまらない創造的復興の核となることが, ToMMoの使命である. ToMMoは, 多層的なプロジェクトにより構成されているが, 中核となるのは地域医療支援・人材育成, 15万人規模ゲノムコホートの構築, そして, 健康・医療情報とゲノム情報を組み合わせたバイオバンクの構築である(図1).

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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