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対談

食物アレルギー研究と診療の最前線

海老澤元宏木下芳一

Frontiers in Gastroenterology Vol.19 No.1, 3-13, 2014

近年のアレルギー疾患の増加に伴い, アレルギーに対する社会的関心が高まっています. なかでも食物アレルギーは, 子どもの死亡事故が報じられていることもあり, 正しい知識をもつべき身近な疾患として注目を集めています. 全身性の食物アレルギーの機序の1つは, 消化や熱に安定なアレルゲンが腸管より吸収され全身を回ると考えられており, 食物の通り道としての消化管は当然, 食物アレルギーと密接に結び付いた領域だと言えます. しかし現状消化器科医とアレルギー科医の連携は十分ではなく, お互いの領域の知見を吸収・共有する必要性が問われています. 本日は, 食物アレルギー研究の第一人者である海老澤元宏先生をお迎えし, 食物アレルギーのメカニズムから診療の現状と課題, そして消化器領域との関わりについてお話を伺いました. (2013年11月4日収録) 「アレルギー疾患の今」 木下 近年, アレルギー疾患が増加しているというお話をよく耳にします. 気管支喘息, アトピー性皮膚炎, 花粉症などアレルギー疾患は多様ですが, そのなかでも食物アレルギーは患者数の増加のほか, 死亡事故も発生しており, 社会的な関心が高まっているように感じています.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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