対談
電子カルテは日本の医療をどう変えたか,今後どう変えていくべきか
掲載誌
Frontiers in Gastroenterology
Vol.17 No.2 3-14,
2012
著者名
中川正久
/
木下 芳一
記事体裁
抄録
疾患領域
消化器
/
その他
診療科目
消化器内科
/
消化器外科
/
その他
媒体
Frontiers in Gastroenterology
昨今, 業務のIT化により, さまざまな病院で導入されている電子カルテですが, 各病院で機種やシステムが異なり, 転勤することに勉強しなおさなければならないなどの問題点も耳にします. 本日は電子カルテを導入された先駆者である島根県病院事業管理者の中川正久先生にお越しいただき, システムの構築・運用に携わられた立場から, どのようにして医療従事者にとって使い勝手のよい電子カルテがつくられたのか, その取り組みをお聞きしました. また, カルテの一元化, ネットワーク化による患者さん個人の疾病管理から臨床研究への応用, ひいては景気の回復まで, 国全体にもたらす電子カルテの有益性とこれから目指すべき将来像についてもお話しいただきました. ばらばらだった医療情報を統合して, かつ時系列がわかるように並べるために電子化という方法を用いたのですね. -木下芳一 「医療者側目線で電子カルテをつくる」木下 本日は島根県立中央病院に日本で初めて電子カルテを導入された先駆者であり, 現在島根県の病院管理者として活躍をされている中川先生にお話を伺いたいと思います.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。