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消化管の新たな映像

第4回 Auto-fluorescence imaging(AFI)

佐藤元紀上堂文也石原立山階武長井健悟松井芙美太田高志神崎洋光花房正雄鼻岡昇山本幸子竹内洋司東野晃治飯石浩康春間賢

Frontiers in Gastroenterology Vol.17 No.1, 56-59, 2012

「自家蛍光内視鏡の仕組み」紫外線や青色光などの短波長の励起光を特定の物質に照射すると, 照射光とは異なる帯域の光, 蛍光が生じる. このように蛍光が生じる物質を蛍光物質と呼び, 生体組織に含まれるコラーゲンやポルフィリンなどの内因性の蛍光物質から生じる蛍光を自家蛍光と呼ぶ. 消化管に存在する蛍光物質に対して励起光を照射することによって生じる自家蛍光の各種病態による差を画像化して診断に利用する内視鏡診断装置を自家蛍光内視鏡と呼び, 近年では実際の臨床例への応用が進んでいる1). OLYMPUS社のAutofluorescence imaging videoendscopy system(AFI)は, 面順次方式の光源装置(CLV-260SL)から回転フィルターを通して青色の励起光(390~470nm)と緑色の光(540~560nm)を消化管に順次照射し, 励起光によって発生した自家蛍光画像と緑色の反射光画像をそれぞれCCDで撮像する. これらモノクロで検出された画像はプロセッサ(CV-260SL)によって, 自家蛍光画像をG(緑)の, 緑色反射光画像をR(赤), B(青)のカラー・チャンネルに割り当てて, 視認しやすいように偽カラー化してモニタ上に合成表示される(図1).

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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