はじめに
1987年大阪大学第二外科でリサーチを終え,民間病院である多根総合病院に赴任し,24年目を迎えている。当時大阪大学第二外科の関連病院は国公立病院がほとんどで,病院経営の知識など全くなかったが,現きつこう会理事長である小川嘉誉先生の指導の下,外科手術から病院経営まで,数多くのことを学ばせていただいた。当初少なかった外科医も次第に増加し,現在では外科医不足が叫ばれる中,非常に外科医に人気のある病院となり,15名の外科スタッフに恵まれている。私の外科医人生の中で岐路になったのが,日帰り手術センターの設立であり,現在でも外科手術の約半数が日帰り手術(day surgery:DS)となっており,全国でも有数の症例数がある。この原稿ではDS成功のコツやいろいろな問題点について述べさせていただきたい。
全文記事
臨床最前線
第54回 外科における日帰り手術成功のポイント
掲載誌
Frontiers in Gastroenterology
Vol.16 No.1 72-77,
2011
著者名
丹羽英記
記事体裁
連載
/
全文記事
疾患領域
循環器
/
呼吸器
/
消化器
/
皮膚疾患
/
癌
診療科目
一般外科
/
循環器内科
/
呼吸器内科
/
皮膚科
/
麻酔科
/
手術・救急
/
消化器外科
媒体
Frontiers in Gastroenterology
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。