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分子標的治療

第8回 消化管間質腫瘍(GIST)の分子標的治療

西田俊朗門田守人

Frontiers in Gastroenterology Vol.15 No.1, 56-61, 2010

『はじめに-GISTの生物学的特徴と標的』 消化管間質腫瘍(gastrointestinal stromal tumor:GIST)は特異的にKIT蛋白質を発現(95%)し, その遺伝子であるKIT(80~85%)や類似遺伝子であるPDGFRA(血小板由来増殖因子受容体α:platelet-derived growth factor receptor α:10%)遺伝子に機能獲得型体細胞突然変異を認める消化管肉腫である1). GISTには放射線治療や従来の細胞傷害性抗癌剤は無効で, GISTに有効性が認められている薬剤は, 分子標的薬であるイマチニブメシル酸塩(グリベッグ(R))とスニチニブリンゴ酸塩(スーテント(R))のみである. GISI治療の第一選択は外科切除であり, 完全治癒は外科治療以外では得られない2)3). 薬物治療の適応は, 外科切除が適応でない進行・転移性あるいは再発GISTである. 本稿ではイマチニブとスニチニブを中心にGISTの分子標的治療に関し概説する.

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