急性期脳梗塞に対する血栓回収療法の有効性が確立した現在,その普及は急務である.しかし,本治療法が24時間施行可能な施設は限られているため,治療を受けられる患者も限定される.それを解決する方法として,患者を転送する連携システムと医師が出張するシステムが存在する.本稿ではこれらの実際とその問題点について考察する.
特集 血栓回収療法の実際
6. 血栓回収療法のための医療連携システム:ドリップ,シップ,リトリーブ
掲載誌
脳と循環
Vol.22 No.1 51-55,
2017
著者名
吉村 紳一
/
桧山 永得
記事体裁
抄録
疾患領域
脳血管障害
診療科目
脳神経外科
/
神経内科
媒体
脳と循環
Key Words
急性期脳梗塞,組織プラスミノーゲンアクチベーター(tissue plasminogen activator:t-PA),血栓回収療法,ドリップ,シップ,リトリーブ
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。