2015年初旬,血栓回収療法の有効性を示す海外のランダム化比較試験の結果が公表され,急性脳主幹動脈閉塞に対するエビデンスが確立した.各施設には,院内の診療体制を整備するとともに,病院前搬送体制や地域連携を強化することが求められている.院内においては多職種からなる複数のメンバーが同時並行作業を行うチーム医療,院外においては救急隊や近隣病院との連携強化が重要である.
特集 血栓回収療法の実際
3. 血栓回収療法における時間短縮の取り組み
掲載誌
脳と循環
Vol.22 No.1 35-39,
2017
著者名
柴田 益成
記事体裁
抄録
疾患領域
脳血管障害
診療科目
脳神経外科
/
神経内科
媒体
脳と循環
Key Words
血栓回収療法,時間短縮,院内診療体制,病院前搬送体制,地域連携
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。