脳卒中は,その診断・治療までの時間が予後の改善に大きくかかわるという報告が多数なされている.海外では,情報通信技術(ICT)を用いた地域医療連携システムの構築が進んでおり,特に脳卒中における連携をTeleStrokeと呼び,欧米において急速に拡がっている.日本においても,通信網の発達は世界でも類をみないほど素晴らしいものがあり,ICTを用いた(特にスマートフォンを用いた)脳卒中医療の現状と今後についてまとめたので,報告する.
特集 血栓回収療法の実際
2. 脳卒中治療のためのICT画像システムとは?
掲載誌
脳と循環
Vol.22 No.1 27-32,
2017
著者名
髙尾 洋之
記事体裁
抄録
疾患領域
脳血管障害
診療科目
脳神経外科
/
神経内科
媒体
脳と循環
Key Words
STROKE,ICT,Telemedicine,Smartphone,SNS
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。