2016年11月24日(木)~26日(土)に第32回NPO 法人日本脳神経血管内治療学会学術総会(JSNET 2016)が神戸国際展示場にて開催された.
脳血管内治療は,デバイスの進化,画像診断,時間短縮により,いよいよ急性期脳梗塞の治療手技としてのブレークスルーを果たした.「脳血管内治療のNext Stage」と題された学会テーマの下に,各施設における最前線のテクニックや診療体制・チーム医療の拡充,転送システムなどに関する様々な工夫が報告され,さらなる治療効果引き上げに向けての議論が交わされた.本学会は,脳神経血管内治療専門医や救急科専門医の他,放射線技師,看護師が新たに準会員として構成されることが決まったことからも,いかにチーム体制による力を要する手技であるかということがわかる.