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特集 後期高齢者の脳卒中予防治療 ―内科vs.外科―

未破裂脳動脈瘤に対する治療―外科・血管内科の立場から

Treatment for unruptured aneurysms of elderly patients―Surgery or Endovascular―

黒田淳子内田和孝吉村紳一

脳と循環 Vol.21 No.2, 31-34, 2016

「SUMMARY」わが国では平均寿命が長くなると同時に少子化が進み,社会に占める高齢者の割合が大きくなっている.脳ドック受診人口も増加傾向にあり,MRAや3D-CTAで容易かつ正確に未破裂脳動脈瘤が診断される確率も高くなっている.また近年,高齢者が予防治療を希望する機会も増加しているが,持病を有する例も多く,若年者と同等の治療成績を得るためには,その適応や治療選択を慎重に検討すべきであろう.
「はじめに」内閣府の報告によると,2014年度のわが国の総人口は1億2,708万人であり,うち65歳以上の高齢者人口は過去最高の3,300万人となっている.75歳以上の後期高齢者は1,592万人で,総人口の12.5%を占める.また,世帯主が65歳以上の高齢世帯は1,659万世帯であり,うち高齢者単独世帯は497万世帯に及ぶ.日常生活がほぼ自立し,いかなる介護も要さない健康な高齢者が年々増加している.
「KEY WORDS」未破裂脳動脈瘤,開頭クリッピング術,血管内治療,後期高齢者,積極的治療

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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