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特集 後期高齢者の脳卒中予防治療 ―内科vs.外科―

無症候性頸動脈狭窄に対する脳梗塞予防―抗血小板療法の立場から

Antiplatelet therapy in asymptomatic carotid stenosis

星野晴彦

脳と循環 Vol.21 No.2, 25-29, 2016

「SUMMARY」無症候性頸動脈狭窄は脳梗塞のハイリスク群であると同時に,全身動脈硬化の進展した心血管イベントのハイリスク群でもあり,後期高齢者でもしばしば認められる.高血圧・脂質異常・糖尿病・喫煙といった全身動脈硬化の危険因子の厳格な管理と抗血小板薬の進歩により,内科的治療によって脳梗塞を含む心血管イベント発症率が大幅に改善されてきた.その選択・併用に関しては十分な検討がなされておらず,後期高齢者の抗血小板療法についても同様であり,全身の心血管イベント発症予防を考慮した治療戦略が必要である.
「はじめに」内頸動脈起始部はアテローム硬化の好発部位であり,脳梗塞の重要な原因血管病変である.この内頸動脈起始部は超音波検査によって無侵襲に繰り返し検査することができ,動脈狭窄閉塞病変を直接可視化できることから,全身アテローム性動脈硬化のマーカーとしての有用性もある.
「KEY WORDS」内科的治療,アスピリン,クロピドグレル,シロスタゾール,抗血小板薬併用療法(DAPT)

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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