【特集 心臓病と脳卒中】
心房細動の薬物・非薬物治療:Ablationを含む
掲載誌
脳と循環
Vol.18 No.3 33-37,
2013
著者名
熊谷浩一郎
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器
/
脳血管障害
診療科目
循環器内科
/
心臓血管外科
/
脳神経外科
/
神経内科
/
手術・救急
/
放射線科
媒体
脳と循環
[SUMMARY] 心房細動の治療として, 高血圧, 糖尿病, 心不全などの併発疾患へのアップストリーム療法が最優先される. まず, 減塩, 減量, 運動を指導し, 不十分であれば, 薬物治療を行う. 次いで, 脳梗塞のリスクをCHADS2スコアで評価し, 適応であれば抗凝固療法を開始する. 心房細動そのものに対する治療としては, まずβ遮断薬によるレートコントロールを行い, 無効であれば, 抗不整脈薬あるいはカテーテルアブレーションを選択する. [はじめに] 心房細動(AF)の治療として, 高血圧, 糖尿病, 心不全などの併発疾患へのアップストリーム療法が最優先される. まず, 減塩, 減量, 運動を指導し, 不十分であれば, 薬物治療を行う. 次いで, 脳梗塞のリスクをCHADS2スコアで評価し, 適応であれば抗凝固療法を開始する. AFそのものに対する治療としては, まずレートコントロールを行い, 無効であれば, 抗不整脈薬あるいはカテーテルアブレーションを選択する1)(図1).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。