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特集 脳動脈瘤の治療~open surgeryか血管内治療か~

破裂動脈瘤の治療選択~Clipping vs Coiling

山内圭太飯原弘二

脳と循環 Vol.18 No.2, 19-23, 2013

「SUMMARY」ISATをはじめとした大規模臨床試験において, Coilingの予後が良好であることが示されているが, すべての破裂脳動脈瘤の治療成績が反映されているわけではない. 治療選択に明確な基準がない現状では, 個々の動脈瘤, 患者背景とClippingとCoilingの長所, 短所を考慮して治療選択を行う必要がある. 本稿ではこれまでに報告されたClippingとCoilingを比較したエビデンスと, 治療選択の際に考慮すべき事項について報告する. 「はじめに」破裂脳動脈瘤に対する外科的治療は, 従来脳動脈瘤頸部クリッピング術(以下, Clipping)が標準的手法として行われてきた. 一方, 血管内治療としてはコイル塞栓術(以下, Coiling)が1991年のGuglielmi Detachable Coil(GDC)登場以降1), 徐々に行われるようになり, わが国では1997年3月より使用可能となった.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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