脳循環障害の画像診断
片側上下肢の舞踏運動を呈した内頸動脈狭窄症の一例
脳と循環 Vol.16 No.2, 55-60, 2011
はじめに
舞踏運動とは,顔面,四肢,頸部,体幹の小さくて速く,滑らかで不規則な不随意運動である.原因はさまざまであるが,脳血管障害も原因として重要であり,基底核病変や内頸動脈狭窄などによる脳の循環予備力障害と舞踏運動の関連がいわれている.自験例をもとに文献的考察を加えて紹介する.
症例
75歳男性,右利き.
主訴
右手足が勝手に動く.
既往歴
10年前より重症筋無力症(眼筋型),高血圧に対し内服加療中.
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※記事の内容は雑誌掲載時のものです。