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知って得するワンポイントアドバイス

超音波検査による脳梗塞再発リスクの評価

松本典子木村和美宇野昌明西村広健

脳と循環 Vol.16 No.1, 62-67, 2011

はじめに
 脳卒中診療において,CT,MRI,脳血管造影検査といった画像診断法に加え,ベッドサイドで施行可能で,かつリアルタイムに情報が得られる超音波診断は,今や病態把握のために欠かせない検査法と位置づけられている.特に,虚血性脳血管障害では発症機序の評価,塞栓源の検索,さらには,再発に関連する所見を把握する上で超音波検査の果たす役割は大きい.

はじめに(続き)

 脳梗塞急性期(5日以内)および慢性期(30~90日後)の症候性再発は,それぞれ約2.5%,3.8%と報告されている1).当科へ入院した発症7日以内の急性期脳梗塞症1,863例では,入院中の症候性再発は脳梗塞125例(6.7%),一過性脳虚血発作35例(1.9%),無症候性再発141例(7.6%)であった(図1).

これらの再発例の約70%の症例では,何らかの塞栓源となりうる疾患を有していた(表1).

 超音波検査は,これらの病態を評価するために有用な検査法と考えられる.本稿では,脳梗塞再発のリスク評価という視点から,超音波検査の有用性について述べる.

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