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脳卒中の治療技術

日本発の脳血管内治療デバイス

朝倉文夫滝和郎

脳と循環 Vol.15 No.3, 45-48, 2010

「はじめに」脳血管内治療は主に2つの分野に分けられる. 動脈瘤や動脈解離, 動静脈奇形・動静脈瘻, 硬膜動静脈瘻, 腫瘍栄養血管などの塞栓術と, 頭頸部・脳血管狭窄病変に対する拡張術である. 以下に, 各々の手技に用いられる機材について述べるが, わが国の医療機器認可の困難さ, 特に脳血管内治療においては器具の動作不良や不適切な使用が即, 重篤な状態を招く事故につながりやすいため, 国内メーカーの開発機材はかなり少ない. 「塞栓術」「1. コイル」血管塞栓用のコイルはまず, 「押し出し式」のプッシャブルコイルが発売された. これは, カテーテルの根元からコイルを挿入し, プッシャーワイヤーでカテーテル先端より押し出し, 病変に留置するものである. この場合, 引き戻すことはできないため精密な塞栓には用いることができなかった. 次に, 機械離脱式コイル(メカニカル・デタッチャブルコイル)が発売された. これは, コイルとデリバリーワイヤーが「ヒンジ」あるいは「スクリュ」でつながっており, 特定の位置あるいは特定の動作を行うことでコイルを離脱するもので, それまでは引き戻しが可能である.

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