<< 一覧に戻る

脳動脈瘤の治療―最近のトピックス

クリッピングに関する最近の知見

石川達哉

脳と循環 Vol.15 No.3, 27-30, 2010

「SUMMARY」血管内治療, 低侵襲外科の時代においても, 脳動脈瘤クリッピング術は, (1)その治療としての精密性を高めるための理論的裏付け, (2)クリップの材質や形態の進歩, (3)長期間のフォローアップを可能にする診断機器の進歩, (4)合併症を防ぐためのモニタリングの進歩, などに支えられ, 確実性・安全性からその外科的治療としての意義は大きい. 今後, より困難な動脈瘤の治療への挑戦や治療技術の継承などの課題がある. 「はじめに」脳神経外科領域のみならず, いろいろな分野において血管内手術の世紀であり, また外科の分野では低侵襲外科の世紀である. その中で開頭クリッピング手術は脳動脈瘤の治療において50年以上の歴史をもつ治療方法であり, 顕微鏡手術の進歩, 動脈瘤クリップの開発, 周術期管理の進歩などを含めて, 発展を遂げてきた1)2). しかし血管内治療の進歩, 特に動脈瘤内塞栓術の開発と, International Subarachnoid Aneurysm Trial(ISAT)などのrandomized controlled trialによる治療成績は, 世界的には開頭クリッピング術の破裂脳動脈瘤への治療に大きな変化をもたらしつつある3).

記事本文はM-Review会員のみお読みいただけます。

メールアドレス

パスワード

M-Review会員にご登録いただくと、会員限定コンテンツの閲覧やメールマガジンなど様々な情報サービスをご利用いただけます。

新規会員登録

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る