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脳卒中の治療技術
脳出血急性期の降圧治療

掲載誌
脳と循環 Vol.15 No.2 57-61, 2010
著者名
豊田 一則
記事体裁
連載 / 全文記事
疾患領域
脳血管障害
診療科目
脳神経外科 / 神経内科 / 手術・救急
媒体
脳と循環

「急性期血圧高値の功罪」 脳出血は脳の細小動脈が破綻して生じ, その最大の原因は高血圧症である. また, 脳出血の急性期には概して血圧が上昇する1)2). 急性期の血腫や浮腫の増大が予後増悪因子として知られるが, これらは血圧の高い患者に起こりやすいとの報告が多い3)-6). 一方, 多くの脳出血患者は慢性高血圧で脳血流自動調節の下限が上昇していると考えられるため, 急性期降圧によって血腫周囲や半球全体に低灌流, 虚血を招くことが懸念されるが, PETを用いてこのような低灌流の存在を否定した報告もある7). 入院時の血圧高値と死亡や高度機能障害との有意な正の相関関係が, 日本や中国から報告されている(図1)8)9). 総じて, 急性期血圧高値は予後不良と考えられ, 適切な降圧治療が求められる. 「急性期降圧の観察研究」 Qureshiらは, 105例の脳出血患者の入院後24時間の平均血圧の変化を調べ, この期間の急激な血圧低下が急性期入院中の死亡に独立して有意に関係すると報告した10).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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