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私の処方とそのねらい

脳卒中再発予防とスタチン

松本昌泰

脳と循環 Vol.11 No.3, 67-73, 2006

「はじめに」 未曾有の超高齢化社会の進行する我が国では, 高齢者で多発する脳血管障害や認知症への対応が国運を左右する課題であるといっても過言ではない. なかでも, 脳血管障害を含む心血管イベントの発症予防に関しては, 降圧薬の進歩が大きな役割を果たしてきた. また, 生活習慣の欧米化とともに, 糖尿病, 高脂血症などの有病率が増加し, 脳梗塞, 虚血性心疾患などのアテローム血栓性疾患の増加が大きな課題となっており, その発症や再発予防に際して, 抗血小板薬やHMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン)などの強力な脂質降下薬の有効性が注目されている. なかでもスタチンについては, 虚血性心疾患の発症・再発予防を企図した多くの臨床試験により, 脳梗塞発症予防効果が示されるようになり, その意義が注目を集めている. 本稿では, スタチンの脳卒中発症・再発予防に関する国内外の臨床試験やメタ解析結果を紹介するとともに, その意義やスタチンの使い方についての筆者の考え方をまとめる.

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