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特集 疾患特異的iPSの基礎と臨床

Ⅰ.疾患特異的iPSの基礎 4.消化器疾患を標的とした,疾患特異的iPSの基礎的研究

Basic research of digestive organ disease specific iPS

今野雅允土岐祐一郎森正樹石井秀始

Surgery Frontier Vol.22 No.2, 32-35, 2015

「Summary」2007年にヒトiPS細胞が樹立されてから,再生医学の分野のみならず遺伝性難治性疾患の治療,発症機序の解明,診断法,治療薬開発も大きく発展しつつある。そこに用いられているのが疾患特異的iPS細胞である。これまでは,採取できる患者検体の量の制限により,実際の疾患細胞を用いた研究は困難であった。しかし,iPS細胞は患者独自の遺伝情報を保ちながら無限に増殖可能な細胞であるため,これまで困難であった遺伝性難治性疾患研究が大きく進むことになった。本稿では特に,これまでに樹立報告のある遺伝性の消化器疾患特異的iPS細胞〔1型糖尿病,Shwachman-Diamond症候群(SBDS),糖原病,MODY糖尿病〕について概説し,消化器疾患特異的iPS細胞研究の課題について考察する。
「Key Words」消化器疾患特異的iPS,1型糖尿病,糖原病,SBDS,MODY糖尿病

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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