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特集 癌関連のノーベル賞1(方法の発見・発明編)

特集によせて

森正樹

Surgery Frontier Vol.20 No.1, 13-13, 2013

2012年10月8日に山中伸弥教授のノーベル生理学・医学賞受賞がスウェーデンのカロリンスカ研究所から発表された. John Gurdon名誉教授(英国ケンブリッジ大学)との共同受賞である. 日本中が喜びに包まれると同時に, iPS細胞がもたらしうる今後の医療変革への期待がマスコミを賑わしている. そして, 山中教授の「勝負はこれから」という言葉, 国民への感謝の言葉には誠実で実直な人柄が表れていた. また, 研究とは真理をみつけるためにたまねぎの皮を1枚ずつ剥いていくようなもので, たまたま自分の剥いた皮が注目されたにすぎない, というようなことを話しておられた. 同じ方向をみて研究を続けているほかの研究者への心配りと謙虚な姿勢には深い感銘を覚えずにはいられなかった. たまたま, 10月の日本経済新聞の最終面では2010年にノーベル化学賞を授与された根岸英一先生が「私の履歴書」を執筆しておられた.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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