特集 がん関連データベース, その特徴と今後の展開
NCDにおける今後の展望:日本再生を支えるプラットフォーム
掲載誌
Surgery Frontier
Vol.19 No.4 45-51,
2012
著者名
宮田 裕章
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大久保豪
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友滝愛
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後藤 満一
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小野 稔
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橋本英樹
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岩中督
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器
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代謝・内分泌
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消化器
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脳血管障害
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骨・関節
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皮膚疾患
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小児疾患
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泌尿器
診療科目
一般外科
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心臓血管外科
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脳神経外科
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整形外科
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産婦人科
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形成外科
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皮膚科
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糖尿病・代謝・内分泌科
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泌尿器科
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耳鼻咽喉科
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小児科
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消化器外科
媒体
Surgery Frontier
「臨床データベースが必要とされる背景」医療は高い専門性により生じる, 医療提供者側と患者・市民側の情報格差により, “医療提供者が患者側に与え, 患者・市民側が医療提供者に任せる”という時代がこれまで長く続いてきた. しかしながら, 医療提供者は, 自分たちが重要と考える医療という視点以外に, 患者・市民側の価値に基づいて「患者・市民とともに生きる医療」のあり方を考えていくことが重要となる. Institute of Medicineが“患者中心の医療”という概念を, 21世紀の医療改革に向けた主軸のひとつとして提示したよう1)に医療においては患者・市民に良質な医療を提供することが, すべての関係者に共通する中心的課題となる. したがって患者・市民に質の高いサービスを提供することを第1の目的として設定し, その質を担保したサービスの提供のため医療提供システムや実践的取り組みをどのように設計, 調整するべきかを検討することが不可欠となる2).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。