脂質とは
脂質(lipid)は蛋白質や糖質と並んで生体を構成する代表的な生体分子であり,一般にベンゼン,エーテル,クロロホルムなどの有機溶媒にはよく溶けるが,水には溶けづらい性質を示す。いわゆる「水と油」の関係にあるが,この性質は脂質分子中に長い鎖状あるいは環状の炭化水素構造を持つことに起因する。このような炭化水素鎖は極性がなく,極性分子の溶媒である水に馴染まずに,生体内でも脂質分子同士が疎水性結合により集合し合って,特有な会合体を形成する1)2)。
全文記事
栄養のKEY NOTE
【脂質代謝】脂質の概念と分類
掲載誌
Surgery Frontier
Vol.18 No.3 106-108,
2011
著者名
小林哲幸
記事体裁
連載
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全文記事
疾患領域
代謝・内分泌
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栄養管理
診療科目
一般内科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
/
老年科
媒体
Surgery Frontier
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。