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注目される癌化学療法のクリニカルトライアル

特集によせて

森正樹

Surgery Frontier Vol.17 No.1, 9-10, 2010

日本人の2人に1人は癌に罹患し, 3人に1人は癌死する時代となった. それだけに治療法の進歩に関する国民の期待は大きい. 手術, 抗癌剤, 放射線という治療法の3本柱は, ここ数年, いずれの領域においても進歩が目覚ましい. 手術では低侵襲手術が確立されつつあり, その適応も広がりつつある. 放射線治療については機器の発達が著しく, 治療効果が上がっている. また重粒子線治療など, さらに効果が期待されるものが出現し, 実際に臨床で使用されはじめている. また, 抗癌剤については新たな展開がみられるようになった. 長い間主役であり続けている5-FU製剤に加え, ここ20年の間にいくつかの画期的な抗癌剤が登場している. さらに癌細胞の特異性に着目して開発された分子標的薬の出現により, 抗癌剤治療は新しい局面を迎えている. 他方, これら分子標的薬を含む抗癌剤の種類が増えるにつれ, 効率的で効果的な薬剤投与法が実地医療で強く求められるようになった.

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