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実験講座

蛋白導入技術の最近の進歩

野口洋文松下正之

Surgery Frontier Vol.14 No.3, 84-88, 2007

近年, 蛋白導入ドメインを用いた蛋白導入技術が注目されている. 現在までに, 生物学的活性をもつ蛋白を, このドメインを用いることにより細胞内へ導入することができることが, in vitroのみならずin vivoでも証明されている. 細胞内導入のメカニズムはいくつかの説があるが, 細胞表面にあるヘパラン硫酸プロテオグリカンを主体とした電気的な接着の後, エンドサイトーシスのひとつであるマクロピノサイトーシスで細胞内へ導入され, エンドゾームから放出されることにより細胞質および核へ移行するという説が有力である. 蛋白導入技術の欠点もいくつか報告されているが, それを改善する技術も最近では開発されている. 例えば, 細胞内での蛋白の半減期を長くする方法や, エンドゾームからの放出を促し, 効果的に細胞質内に蛋白を放出させる方法などである. 本稿では最近の蛋白導入技術の発展を紹介する.

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