実験講座
SNP解析
Surgery Frontier Vol.14 No.3, 79-83, 2007
ヒトゲノム配列の約30億DNA文字が解読されて, 個人間のゲノムの違いが明らかになってきた. 一塩基多型(single nucleotide polymorphism:SNP)はゲノム中, 最も多いゲノムの差異であり, 個々人の表現形質(疾患の易罹患性や薬剤への反応性など)に深くかかわっている. 実験技術の進歩によりSNP解析は格段に容易となった. 現在, 臨床研究として多くの患者-対照者の間で多数のSNPを解析して, 両群で頻度の異なるSNPを見出すことにより, 疾患関連遺伝子を同定する研究が数多くなされるようになってきている. 本稿ではその基礎となるSNPタイピング法について概説する.
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※記事の内容は雑誌掲載時のものです。