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What's New in SURGERY FRONTIER

第53回肝障害と肝再生―最近の進歩 オンコスタチンM(OSM)

田中稔宮島篤

Surgery Frontier Vol.14 No.2, 72-74, 2007

「はじめに」肝臓は, その3/4を切除しても生命が維持できるほどの代償性に富み, また, 短期間で元の大きさに戻るため, 再生能の高い臓器として知られる種々の要因により肝臓は障害を受けうるが, 再生に向かう過程では一般的に, 肝炎が引き起こされる. この肝炎時には多様なサイトカインが放出され, 時には肝再生の促進に寄与し, 時には増悪化を引き起こす. ここではインターロイキン6(interleukin-6:IL-6)ファミリーサイトカインとして知られるオンコスタチンM(oncostatin M:OSM)の肝再生における役割について紹介する. IL-6ファミリーサイトカインと肝再生 IL-6ノックアウト(KO)マウスでは部分肝切除後の肝再生が障害されることなどから, IL-6が肝再生に寄与するサイトカインであることは広く知られている1). IL-6ファミリーサイトカインは, その受容体複合体の中にgp130を含むことを特徴とし, gp130を介してRas-MAPK経路やJAK-STAT経路などの細胞内情報伝達系を活性化することが知られている2).

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