ステロイドホルモンによる子宮内膜の変化の1つである子宮内膜間質細胞の脱落膜化は,プロゲステロンによって誘導される現象であり,さまざまな遺伝子発現変化・細胞機能変化が起こり着床に寄与している。われわれは脱落膜化における遺伝子発現変化をゲノムワイドな視点から解析し,ヒストン修飾を介したエピジェネティクス調節機構がこれを調節していることを明らかにした。さらに,これらがどのように転写因子により調節されているか,そして,どのような生理学的役割を担っているかについて述べる。
                特集 子宮内膜機能の基礎と臨床
              
 子宮内膜機能とステロイドホルモン
                  掲載誌
                
 
                  HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
                  Vol.29 No.3 13-21,
                  
                    2022
                  
 
                    著者名
                  
  
                          田村 功
                        / 
                          杉野 法広
                        
 
                    記事体裁
                  
  
                          抄録
                        / 
                          特集
                        
 
                    疾患領域
                  
  
                          代謝・内分泌
                        
                    診療科目
                  
  
                          産婦人科
                        / 
                          糖尿病・代謝・内分泌科
                        
 
                    媒体
                  
 
                      HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
                    
 
                    Key Words
                  
  
                          子宮内膜間質細胞,脱落膜化,エピジェネティクス,ヒストンアセチル化,C/EBPβ
                        
          ※記事の内容は雑誌掲載時のものです。