2型糖尿病(DM),慢性腎臓病(CKD),慢性閉塞性肺疾患(COPD)といった生活習慣病が,骨や筋に影響し,骨粗鬆症やサルコペニアなどの運動器疾患をきたす。骨粗鬆症性の骨折やサルコペニアにより日常生活動作(ADL)が低下し運動療法ができなくなることで,生活習慣病の病態の悪化や,予後に悪影響を及ぼす可能性が指摘されている。したがって,これらの生活習慣病患者では,骨粗鬆症やサルコペニアの有無について積極的に評価し,予防と治療を行うことが重要である。
特集 女性の生活習慣病―新たな展開―
生活習慣病からみた運動器疾患
掲載誌
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
Vol.28 No.1 57-63,
2021
著者名
山内 美香
記事体裁
抄録
/
特集
疾患領域
代謝・内分泌
診療科目
産婦人科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
媒体
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
Key Words
糖尿病,慢性腎臓病,慢性閉塞性肺疾患,骨粗鬆症,サルコペニア
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。