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特集 性ホルモンと産生・依存性腫瘍の基礎と臨床

性ホルモン産生腫瘍: 卵巣腫瘍

梶山広明

HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY Vol.27 No.2, 27-30, 2020

卵巣は本来,生理的に性ホルモンを分泌する臓器である。したがって,その産生細胞が腫瘍化した場合,腫瘍自体が性ホルモンを産生しつづける場合がある。エストロゲンを産生する場合,性早熟,月経異常,および閉経後性器出血などがみられる。ライディッヒ細胞などのアンドロゲン産生細胞が腫瘍化した場合には,陰核肥大,多毛,頭髪が薄くなる,にきびができる,声が低くなる,筋肉が増える,性衝動が強くなるなどの各種男性化徴候が現れる。年齢不相応な女性化徴候や男性化徴候,不正性器出血や月経異常などの内分泌症状を見逃してはならない。
「KEY WORDS」性索間質性腫瘍,顆粒膜細胞腫,莢膜細胞腫,閉経後性器出血

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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