精巣の機能は視床下部下垂体性腺軸により制御され,精巣では最も主要なアンドロゲンであるテストステロンがLeydig細胞により産生されている。テストステロンは全身作用とともに精細管での精子形成にきわめて重要な働きをしており,精巣内テストステロンは血中に比較してきわめて高濃度に維持されている。若年時にはテストステロンの分泌には日内変動があるが,加齢とともにテストステロン分泌量と日内変動の振幅が低下する。
特集 性ホルモンと産生・依存性腫瘍の基礎と臨床
性ホルモン産生と作用機序
(3)精巣におけるホルモン産生機構
掲載誌
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
Vol.27 No.2 23-26,
2020
著者名
千葉 公嗣
/
藤澤 正人
記事体裁
抄録
/
特集
疾患領域
泌尿器
/
癌
/
その他
診療科目
産婦人科
/
泌尿器科
/
腫瘍内科
媒体
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
Key Words
精巣,視床下部下垂体性腺軸,テストステロン,Leydig細胞,Fetal Leydig細胞
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。