妊娠後授乳中のMRIにおける子宮像は,内分泌環境の変化により未経妊女性の像とは異なり,全体に小さく,内膜やjunctional zone(JZ)は菲薄化し,T2強調像における信号は高い傾向がある。また,子宮蠕動も未経妊女性に比べて頻度は有意に少なく,収縮があっても弱い。ただし,授乳前後における変化はなく,月経再開群/未再開群との差は認められなかった。授乳期の子宮は形態,機能ともに未経妊女性のものとは大きく異なりこの時期としての正常像の認識は重要である。
「KEY WORDS」子宮蠕動,MRI,授乳期
「KEY WORDS」子宮蠕動,MRI,授乳期